“もし現代人が江戸時代で1ヶ月生活するとしたら、何で困るでしょうか? 朝は早いですけど、仕事はせいぜい昼くらいまで。時計がないですから時間はアバウトです。9時きっかりにタイムレコーダーを押さないと怒られるってことはありません。その日を暮らせる金があるなら、働かなくてオッケーです。金がなくなったら元締んところに行って「旦那、なんかいい仕事はないですか?」って聞けば「じゃあ今日はあめ売りやってみるかい?」なんて、まあ要はフリーターですけど周りもみんなフリーターです。
もし武士だったとしたら、勤務は一勤一休。もちろん勤務は昼すぎまでです。仕事が終ったらひとっ風呂浴びるもよし、寄席に行ったり、歌舞伎を見たり、のーんびり過ごして一日が終ります。
ポルノはないけどあちこちに歓楽街があります。ちょいとナカ(吉原のこと)行って冷やかすもよし、気に入った子がいれば遊ぶもよし。現代のように「写真に騙される」ってことはありません。格子の向こうには本人がいるんですから、顔を見て、話をして気に入ったのが選べます。ただし、当時の既婚女性はお歯黒をしていますからちょっとびっくりするかもしれません(註・でも実は戦前の時代劇映画を見ると女性がちゃんとお歯黒をしているんですよね)。
ツケが溜まれば催促されますが、アタシも二百年先からやってきてこの生活でございますと泣きつけばしょうがねえなあと大目に見てくれることもあります。義理と人情、人と人とのお付き合いが濃厚です。
そうそう、食事は現代のように種類は豊富ではないですが、食材は全て天然有機栽培です。魚ももちろん天然魚。ああた、天然のウナギなんざ二百年後には金払ってもなかなか食べられませんよ。 というわけで、困るのは病気になったら諦めなきゃいけないくらいで案外1ヶ月もしてまた帰ってきたらあまりの忙しさにめまいがしてしまうんじゃないでしょうか。”
— 水色: もし現代人が江戸時代で1ヶ月生活するとしたら、何で困るでしょうか? (via jinakanishi)